ACHIEVEMENT

実績

熟練者頼みのSDS(安全データシート)作成を自動化したい ―「AIで読む、ロジックで作る」業務自動化

クライアントプロフィール

お客様名
非公開(化学品を取り扱うサービス企業)
業界
化学業界
実施サービス
ルールベースAI業務自動化システムの開発・定着支援
サービス期間
開発から運用定着まで継続支援

依頼背景と要望「熟練者頼みのSDS作成業務を自動化し、属人化を解消したい」

原料メーカー各社から提供される様式の異なるSDSを、自社フォーマット(全16章)へ転記・編集する法定文書作成業務が、熟練担当者の手作業に依存していました。1件あたり転記約3時間+チェック約3時間の計約6時間(クライアント申告)を要し、転記ミスや必須項目の記載漏れリスク、属人化が課題でした。

実施内容

「AIで読む、ロジックで作る」ハイブリッド構成を採用しました。様式が多様なPDFの読み取りにはAIを使い、変換・検証・文書出力は再現性のある決定論的プログラムで行うことで、生成AIの弱点であるハルシネーション(作り話)が最終成果物に混入しない構造を実現しています。

  • メーカー別ルール定義:原料メーカー7社の様式差異に、社別のルール定義ファイルで対応。メーカー追加はファイル1つの追加で可能
  • 自動検証エンジン:必須項目・整合性・書式のチェックを自動実行し、エラーがあれば出力自体をブロックする品質ゲートを実装
  • 改訂管理・監査ログ:版数・改訂履歴の自動管理と全操作の記録で、「いつ・誰が・何を変えたか」を追跡可能に
  • 定着支援:自動テスト190件を整備し、現場向けガイド5種とワンクリック実行環境まで提供
約6時間 → 約8〜10分。属人化していた専門業務を、組織の資産に

1件あたり約6時間かかっていた作成作業は約8〜10分となり、約97%の時間削減を実現(クライアント実績・自社調べ)。担当者は単純転記から解放され、確認・判断という高付加価値業務に集中できるようになりました。法定必須項目の記載漏れを構造的に防ぐ品質ゲートにより、品質面のリスク低減も同時に実現しています。

「様式変換+チェック+出力」は多くの業務に応用可能

本事例のアプローチは、様式の異なる外部文書を自社標準へ転記・整形・チェックする多くのバックオフィス業務(仕様書・証明書・請求書・報告書など)に応用できます。※効果は導入環境により異なります。