ACHIEVEMENT

実績

仕入先ごとにバラバラな納品書の手入力をなくしたい ―「1つの自動化」から月次決算早期化・営業改革へ広がったAI活用業務改革

クライアントプロフィール

お客様名
非公開(中堅専門商社)
業界
商社業界(BtoB)
実施サービス
AI業務自動化ツール開発、業務改革コンサルティング
サービス期間
約1年(継続中)

依頼背景と要望「仕入先ごとにバラバラな納品書の手入力をなくしたい」

仕入先各社から届く納品書PDFの内容を、担当者が目視で会計システムに手入力しており、転記ミスと工数負担が常態化していました。ご依頼はこの「納品書入力の自動化」という1つのツール開発から始まりました。

実施内容

Google DriveにPDFを入れるだけで、OCRと生成AIによる読み取り・構造化から基幹システム取込用CSVの生成までを自動実行する仕組みを構築しました。仕入先ごとに異なる帳票フォーマットは自動判別し、担当者コード・取引先コードはマスタから自動付与します。Google Apps Scriptのみで完結するため、追加のサーバーやSaaSライセンス費用はゼロです。

その後、支援範囲は段階的に拡大しました。

  • 月次決算の自動化:売上・仕入データの受注単位での突合、按分・粗利計算、取込用CSV生成までを自動実行。突合できないデータは「例外」として自動検知・一覧化
  • 納品確認の自動化:販売データから確認依頼メールを毎朝自動送信。取引先はログイン不要のWebページで一括確認するだけ。誤送信防御や監査ログも実装
  • 統合管理ポータル:ツール群のダッシュボード・例外一覧・実行状況を単一画面に集約し、部門ごとのアクセス制御を実装
手入力ゼロ・月次定型処理5分以内。そして「ツールの外」のボトルネック発見へ

納品書処理の手入力・転記作業はゼロになり、月次決算の定型処理は5分以内で完了、人手は例外の確認のみとなりました。生成AIの処理コストは納品書1枚あたり1円前後と低コストです。

さらに効果測定の結果、真のボトルネックはツールの外=上流の売上計上プロセス(納品から売上計上まで約8営業日)にあることをデータで特定。ツール開発にとどまらず、経営KPIの構造化(KPIツリー策定)を経て、営業が本来の営業活動に専念できる環境を構築する業務改革コンサルティング(4か月の伴走支援)へと発展しています。

「ツールを納めて終わり」にしない伴走支援

現在は営業改革フェーズで業務の線引き・移管とAI活用による営業プロセスの見直しを進めており、効果の実測にも取り組んでいます。※効果は導入環境により異なります。